自民党総裁選や今秋の衆院選と選挙ムードが続くなか、石仏61体が国宝に指定されている臼杵石仏(大分県臼杵市)では「美仏総選挙」が実施されている。8月1日に公示され、大日如来や不動明王など厳選された9体が立候補。1位当選の石仏は今後、観光キャンペーンの顔として活躍する。投票は10月31日まで受け付けている。
投票箱は市選挙管理委員会から借り受けた本物。選挙ポスター掲示場には、各候補仏の特長を踏まえたポスターが貼られている。
地蔵菩薩(ぼさつ)は「『地獄で仏』、実践してます!」、不動明王は「厳しさで世の人々を助けます!」とアピール。北方を守護する多聞天の「みなさんの声を聞き、社会生活(特に北)を守ります」や、あみだ如来の「行動の前に、しっかり考えます!」など、人間界の政治家にこそ期待したいフレーズも。文言は非礼がないよう、市内のお寺による仏教会にも相談しながら決めた。
掲示場の注意書きも手が込ん…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル